当研究センターについて


 1970年代、盛んに環境倫理の必要性が叫ばれ、それが文化・芸術の実践や理論に携わる人々に影響を与えたことは、地球環境の保全の観点から言って、至極当然のことである。その学問的場面では例えば環境美学が、実践分野では例えば環境芸術が誕生した。今の時点でそれらの誕生を振り返れば、それらには常に環境倫理感、モラルが寄り添っていたように思われ、これらが様々な可能性と創造性の生育を疎外していたように思われる。本センターは、倫理と密着する環境に代えて、Eco(ここでは生息地の生態系の意味で使われる)を、美学や芸術さらに科学の新次元とするものである。

センター長:岡林 洋(文学部・教授)


2016年設立

拠点:今出川キャンパス徳照館
研究開発推進機構ページ内での紹介